フィールドとレール

子どもにとって自分で自由にできる場。それは子どもにとって最高の場所。大人はどのように環境を作るべきでしょうか?
自分で考えたことを実現する。人が考えたことを実現する。楽しさは全然違うと思います。
ただ、自由にすることと、放任することの違いは何でしょうか。
 
 

自分で考え切り開いていく力

 
例えば。おいけあした保育園の年長児お泊まり保育。実は、毎年行き先が決まっていません。
なぜなら、お泊まり保育のテーマを「夢の実現」としているからです。その時の子どもたちの興味あるものや行ってみたい場所などを、数ヶ月かけて年長児と保育士で決めていきます。そして、やりたいことは人それぞれあるので、議論を重ねます。行き先が一つの時もあれば、複数になることもあります。
 
ただ大切なことは、その時の子ども達の夢の実現をすることです。自分で考え、行動し夢の実現のために身近な大人と努力する。そうして実現した事から、多くの学びと喜びが得られると考えています。そして何より楽しいです。
(こういった自分の興味あることを自ら学ぶことをアクティブラーニングとも言います)
 
 
 
あれをしなさい、これをしなさいと指図されるのではなく、安全基地としての「フィールド」の中で、子どもたちが自由にあれやこれやと発想を広げることができるように、日々の保育を心がけています。